「興味・関心チェックシート」とは?|通所介護・地域密着型通所介護の「個別機能訓練加算」
「興味・関心チェックシート」とは?
通所介護と地域密着型通所介護で個別機能訓練加算を算定する場合には、利用者の日常生活や社会生活について現在行っていること、または今後行いたいこと(ニーズ・日常生活や社会生活等における役割)を把握します。そのために活用するように厚生労働省から示されたのが別紙様式3-1の「興味・関心チェックシート」です。また、興味・関心チェックシートの項目としては直接的にはありませんが、この際に合わせて利用者のニーズ・日常生活や社会生活等における役割に対する家族の希望を把握することも求められています。
![「興味・関心チェックシート」の様式](https://kinou-kunren.com/wp/wp-content/uploads/2018/08/kyomikanshin.png)
興味・関心チェックシートと居宅訪問チェックシート
個別機能訓練の目標を設定するにあたっては、この記事で紹介する興味・関心チェックシートの他、別紙様式3-2の「生活機能チェックシート」を用いて利用者の居宅での生活状況(ADL、IADL等)を訪問して確認することも必要です。
様式名 | 目的と内容・確認方法 |
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興味・関心チェックシート | 利用者の日常生活や社会生活等について、現在行っていることや今後行いたいこと(ニーズ・日常生活や社会生活等における役割)を把握 |
生活機能チェックシート | 利用者の居宅での生活状況(ADL、IADL等)を居宅訪問の上で確認 ア 利用者の居宅の環境(居宅での生活において使用している福祉用具・補助具等を含む)を確認する イ ADL、IADL項目について、居宅の環境下での自立レベルや実施するにあたっての課題を把握する |
通所介護・地域密着型通所介護の「個別機能訓練加算」の目的
通所介護や地域密着型通所介護で個別機能訓練加算を算定する利用者は、住み慣れた地域で可能な限り自立して暮らし続けることを目指し、生活機能の維持・向上を図るために個別機能訓練を実施する必要があります。個別機能訓練加算の算定要件は、令和三年度(2021年)の介護報酬改定で見直され、利用者の自立支援をさらに促進するために、これまでの加算取得状況や訓練の実施状況を考慮し、訓練の目的や実施体制、人員配置が再評価されました。
興味・関心チェックシートは誰がやる?実施者
興味・関心チェックシートの実施者について厚生労働省は明確にはしていませんが、個別機能訓練の目標を設定するにあたって利用者の日常生活や社会生活について現在行っていること、または今後行いたいことを把握するために行うものです。そのため、機能訓練指導員の他、多職種で協力して個別機能訓練計画を作成することとなるので、個別機能訓練計画を一緒に作成する職員が行うという形が自然ではないでしょうか。