5m歩行速度(通常・最大) 運動器の機能・体力測定方法

体力測定の「5m歩行速度(通常・最大)」の測定方法・準備・声掛け方法について紹介します。高齢者・要支援・要介護の方の運動器の機能の状況を客観的に把握するために体力測定は有効で、よく取り組まれる測定項目に「5m歩行速度」があり、5m通常歩行速度と5m最大歩行速度を測定します。

5m歩行速度テストの準備品

前後予備路3m、測定区間5mの計11mの歩行路用意します。

  • マスキングテープ
  • ストップウォッチ
  • 記録用紙、筆記用具

5m歩行速度テストの測定方法

5m歩行速度の測定方法

  1. 振り出した脚(遊脚相)の足部が測定区間始まりのテープ(3m地点)を超えた時点から、測定区間終わりのテープ(8m地点)を振り出した脚(遊脚相)の足部が超えるまでの所要時間をストップウォッチにて計測します。
  2. 測定は通常歩行速度1回、最大歩行速度2回を測定し記録します。
  3. 測定値は小数点第二位以下を四捨五入して、小数点第一位で記入(例:6.1秒)

5m歩行速度テストの声掛け方法

5m通常歩行速度の声掛け

通常歩行速度を測る場合は「いつものように歩いてください」と声掛けして実施してもらいます。

5m最大歩行速度

最大歩行速度は、1 回目は「出来るだけ速く歩いてください(走らないでください)」と声掛けし、2 回目は「もう一度できるだけ速く歩いてください」と声掛けします。

 

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この記事を書いた人

管理人

機能訓練指導員ネットワーク代表、介護保険分野の機能訓練を解説しています。