2021年介護報酬改定情報

2021年4月からの通所介護の個別機能訓練加算(Ⅰ)イ・ロ、加算(Ⅱ)の変更点・単位数


個別機能訓練加算の書類業務 計画書・チェックシート・実施記録
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通所介護で個別機能訓練加算を算定する場合は、各種情報収集、機能訓練指導員等が利用者の居宅を訪問した上で、個別機能訓練計画を作成して同意を得ます。

その後3月ごとに1回以上、利用者の居宅を訪問した上で、利用者もしくはその家族に対して、機能訓練の内容と個別機能訓練計画の進捗状況等を説明し同意を得て、訓練内容の見直し等を行っていることが算定要件として求められます。

個別機能訓練加算で用いる機能訓練計画書・チェックシート・実施記録の書き方

通所介護の機能訓練指導員等は、個別機能訓練を行う場合は、利用者の日常生活や人生の過ごし方についてのニーズを把握するとともに、利用者の居宅での生活状況(ADL、IADL等)を居宅訪問の上で確認するものとされています。ニーズ把握には、興味・関心チェックシートを参考にするとともに、居宅訪問の際のアセスメント項目は、居宅訪問チェックシートを参考に確認することが推奨されています。

居宅訪問チェックシートの様式(厚生労働省提示)

居宅訪問チェックシートは、いろいろな生活行為に対して、「自立」「見守り」「一部介助」「全介助」、課題の有無、環境(実施場所・補助具等)、状況・生活課題などを細かくチェックして、通所介護計画や通所介護での機能訓練のニーズや課題の把握の参考にするものです。居宅訪問チェックシートの作成は、初回訪問時が望ましく、その後は生活課題に合わせて継続的に評価を行っていきます。居宅訪問チェックシートは居宅訪問の際のアセスメント項目として推奨されている項目です。

居宅訪問チェックシートの様式(厚生労働省提示)
引用:通所介護及び短期入所生活介護における個別機能訓練加算に関する事務処理手順例及び様式例の提示について, 厚生労働省老健局振興課長, 老振発第0327 第2号, 平成27年3月27日

興味・関心チェックシートの様式(厚生労働省提示)

通所介護の機能訓練加算で推奨されている「興味・関心チェックシート」は、いろいろな生活行為に対して、「している」「してみたい」「興味がある」で聴取して、通所介護計画や通所介護での機能訓練のニーズや課題の把握の参考にするものです。

以下の記事で、興味・関心チェックシートの内容や詳細を掲載しています。

興味・関心チェックシートの様式

引用:通所介護及び短期入所生活介護における個別機能訓練加算に関する事務処理手順例及び様式例の提示について, 厚生労働省老健局振興課長, 老振発第0327 第2号, 平成27年3月27日

個別機能訓練計画書の様式(厚生労働省提示)

把握した利用者のニーズと居宅での生活状況を参考に、多職種協働でアセスメントとそれに基づく評価を行い、個別機能訓練計画を作成します。個別機能訓練は機能訓練指導員が中心となって行いますが、他の職員も協働で機能訓練計画を作成することが求められています。

個別機能訓練計画は別紙様式3の様式を参考に作成します。通所介護では、通所介護での提供内容を計画した通所介護計画の中に、個別機能訓練計画に相当する内容を記載することもでき、その記載をもって個別機能訓練計画の作成に代えることもできます。

厚生労働省提示の機能訓練計画書のひな形では、プログラム実施後の変化(総括・再評価)を計画書に含めていますが、計画書にアセスメントを含めない場合には機能訓練計画作成(更新)の根拠となるアセスメントを残します

以下の記事で、個別機能訓練計画書の内容や詳細を掲載しています。

個別機能訓練計画書の書式(厚生労働省提示)

引用:通所介護及び短期入所生活介護における個別機能訓練加算に関する事務処理手順例及び様式例の提示について, 厚生労働省老健局振興課長, 老振発第0327 第2号, 平成27年3月27日

個別機能訓練加算のための実施記録の内容と書き方

個別機能訓練に関する記録(実施時間、訓練内容、担当者等)は、利用者ごとに保管され、常に当該事業所の個別機能訓練の従事者により閲覧が可能であるようにします。

個別機能訓練の記録については、「実施時間、訓練内容、担当者等」ということですので最低限はこの内容は記録しておいた方が良いです。

個別機能訓練実施記録の具体的な書き方の例

厚生労働省の表記では機能訓練に関する実施記録は、実施時間、訓練内容、担当者等となっていますが、実際に機能訓練指導員などが記録業務として行うにあたっては以下のような書き方を例にすると良いと思います。

  1. 常に職員が見られる利用者ごとの個別のファイルの用意(電子化されている場合は、利用者ごとに個別に訓練記録が保存され職員が記録を閲覧できる状態の構築)
  2. 実施日、実施時間(時間なので何時何分~何時何分という形)
  3. 訓練内容(計画で定めた計画内容に沿って実施した内容)
  4. 機能訓練を担当した担当者名(グループで行う個別機能訓練加算Ⅰの場合など、機能訓練指導員以外の人が担当者になることもある)
  5. 機能訓練を行ったときのご利用者の主訴・身体や精神的な状態・評価・進捗・次回のプラン・所感など

これらの個別機能訓練の実施記録については、利用者ごとに個別に分かれていれば 実施したら〇や☑をする というような書式を作成したりという形もできなくもないと思います。

また、記録されている個別機能訓練の訓練内容と個別機能訓練計画の内容が大きく乖離している場合にはいずれかを修正していく必要が出るかと思います。

2021年(令和3年)介護報酬改定 新加算の算定要件・単位数
2021年4月からの通所介護の個別機能訓練加算の変更点
個別機能訓練加算<個別機能訓練計画書の作成方法>2021年報酬改定対応版
2021年版 個別機能訓練計画書の目標例(心身機能・活動・参加)
個別機能訓練加算<実施方法・訓練時間・評価内容>2021年報酬改定対応版

「入浴介助加算(Ⅱ)」の算定要件・Q&A
ADL維持等加算(Ⅰ)ADL維持等加算(Ⅱ)の算定方法/単位数
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